矯正治療と虫歯の関係性について

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不正咬合という診断が下されても、どうせ命には別状がないのだから矯正治療をしなくてもいいやと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、このような考え方は間違っているのだということをお知らせします。


話は少し飛ぶのですが、皆さんは虫歯を放置したことによって死者が発生したというニュースをご存知でしょうか。イタリアのシチリア島で、18歳の女性が、歯医者が苦手だということで虫歯の治療を怠り、「敗血症」という病気にかかり、その尊い命を落とす結果となってしまったのです。この病気は、口の中に住んでいるばい菌が血液を通して全身にまわり、そのせいで全身の免疫が低下し、血液そのものも腐敗するという、非常に恐ろしいものであり、それと同時に、虫歯を放置するだけで発症する可能性があるという、ごく身近な病気でもあるのです。

さて、この虫歯のニュースですが、実は矯正治療を怠っている方々にも大きく関係するものなのです。何故かと言うと、歯の噛みあわせが悪い人は、正常な噛み合わせの人に比べて、虫歯になる確率が極めて高いというデータがあるからです。なぜ噛み合わせの悪い人が虫歯になりやすいかというと、歯並びがいびつなせいで、歯を磨きにくいというのが原因と言われています。丁寧に歯を磨いたつもりでも、歯並びが悪いことにより、磨き残しが生じてしまうのですね。


このように、不正咬合を放置しておくと、虫歯になりやすく、さらに虫歯を放置すれば、最悪命にかかわる危険性があるのです。そうならないためにも、早めに矯正治療を行ないましょう。