子供の矯正について

歯並びは大人だけが悪いわけではなく、子供も乱れていることがあります。大人より子供のほうが歯並びの悪さが目立つばかりか、その割合も多いのです。子供はまだまだ発育途中で、これから歯も体も少しずつ成長していきます。そのため正しい噛み合わせになっていないと、体の成長にも影響を与えてしまいます。少しでも歯並びが乱れてるなら、早めに小児歯科へ行き矯正治療をおこなうことが重要です。

子供の歯並びの悪さや噛み合わせ異常は、よく見逃されることがあります。ちょうど歯の生え替わる時期でもありますので、成長途中の現象と誤解されてしまうからです。まだ永久歯が生え揃っていない子供には出っ歯や歯並び全体がジグザグになっている乱くい歯などが多く見られます。これらは問題なく成長しているならまず起こりません。もし起こっている場合は、何らかの原因があると考えることができます。歯科で矯正し、歯並びを正しく戻すために原因を解明しましょう。

子供の歯並びが悪くなる現象として挙げられるのが歯ぎしりなどの悪習慣、もしくは正常な咀嚼ができていないことです。子供は寝ているとき、よく歯ぎしりをします。これが歯を変形させ、歯並びを乱れさせる原因となっています。この場合、ブラケットやマウスピースを利用して歯を矯正する必要があります。また、片方の歯ばかりで食べ物を噛むと歯全体の形が変わります。奥歯が曲がる原因になりますので、左右両方の歯を使って食べ物を噛むようにさせましょう。